報告「小麦の種まき」2022/11/12

「農と食のワークショップ〜地球で生きるための暮らしの作り方」第1回「小麦の種まき」を実施しました。 場所は小沢地区にあるNPO畑2箇所。藤倉校舎からは、五日市寄りで車で10分くらいのところにあります。 この日、参加者は3名と少なめだったのですが、天気にも恵まれて予定通りのプログラムをこなすことができました。

畑作業 午前の部

麦まきの手順は以下の通りです。20年近く前に畑の近くの方に教えていただいた方法で、ずっとこのやり方でやってきました。

1.  種を蒔くところに紐を張り、ヒラグワを使ってサクを切っていきます。(平地では、種を蒔くところに畝を立てますが、斜面畑では、土を上に寄せて帯状の平らな部分を作り、そこにタネを蒔きます。)サクとサクの間は約60cm

2. サクを切ったところに、牛糞堆肥を一掴みおき、上に種(農林61号)をパラパラと蒔きます。

3. 種と種の間に有機化学肥料(NPK=窒素+リン酸+カリ)を少し入れます。最後に、軽く土をかぶせていきます。

午前中に作業した畑は北秋川の北側畑エリア。幅9m長さ6.5mの畑の11列のサクに 、タネを蒔いて終了しました。

さとやま弁当ランチ

ランチは、地元野菜や雑穀をたっぷり使ったさとやま弁当でした。小沢の畑で穫れたたかきび(ホモロコシ)やアワ、じゃがいもなどが使ってあります。メインは、手作りがんもどき。しっかりとエネルギーチャージして、午後の作業へ。

 

畑作業 午後の部

午後に種を蒔いた畑は、北秋川を挟んで反対側。12m×8mの畑で、午前中の畑の倍近いのですが、午前中よりだいぶ手慣れたせいか、サクサクと進めることができました。

 無事、小麦栽培の最初の一歩をスタートさせることができましたが、   近年、せっかく収穫した小麦も虫にやられてダメにしてしまうことが多かったので、今季の目標は、食べるまで気を許さず良い品質を保つことです。次回の小麦栽培作業は、麦踏みで1月開催予定。元気に芽を出してほしいものです。

 この日、小沢地区では、あちこちで畑作業や樹木の間伐作業をやっている人々の姿がありました。仲間同士で掛け合う声や農機具の機械音が聞こえて、和やかな里山らしい晩秋の1日を過ごすことができました。