〜みんなの力で、斜面畑を復活させ、おいしい作物を収穫しよう〜
NPO法人さとやま学校・東京の畑活動では、このたび「斜面畑再生プロジェクト」をスタートすることにしました。
かつて檜原村には斜面畑の美しい風景が広がっていました。しかし、過疎化、高齢化によって徐々に畑を耕す人が減り、残念なことに今は伸び放題のクズやササで覆われた遊休農地が目立っています。
外からやって来る人たちでも、畑を丁寧に耕し、種を播き作物を育てて行けば、畑は再生させることが出来ます。「斜面畑再生プロジェクト」が目指すのは、畑作を楽しむと同時に地域の環境保全、景観美化、里山農業の復活に貢献していく畑活動です。
最初は小さな一歩かもしれませんが、地元の方たちの手が回らなくなった斜面畑をお借りし、少しずつ耕して農地として復活させていきます。多くの方のご参加をお待ちしています。
◎方針
- 1. 地元の方を見習い、丁寧な作業で美しい畑作りを心がけます。
- 2. 栽培する作物は、在来作物など土地に合った作物を中心に行い、種の継承にも力を入れます。
- 3. 地域資源を生かし、農薬や化学肥料に頼らない循環型農業を行います。
- 4. 収穫した作物の活用(保存食作り、商品化)にも取り組みます。
- 5. 最初は、NPOスタッフが主導で行いますが、人数が増えて来たらさまざまな役割を分担して行います。
- 6. 時々たくさんの人が集まって イベント的にやる畑体験ではなく、継続的に作物の世話をしていくスタイルです。
◎ 活動内容
- 1. 栽培(耕す、種まき、除草、収穫など)
- 2. 収穫後の作業(乾燥、脱穀、選別、保存食作り、販売など)
- 3. 農業インフラ整備(防獣柵作り、休憩スペース作りなど)ほか
- *現在栽培している作物は、小麦、大麦、ジャガイモ、サトイモ、大豆、雑穀(粟、黍、ホモロコシなど)白菜、大根、インゲン、ノラボウなどです。作物の売上げは資材の購入等に充てますが、プロジェクトメンバーは、優先的に割引価格で購入できます。
◎活動日・期間
- 1. 1年を通じ、原則として週末に活動を行います。(冬期は月2回くらい)
- 2. 1日の活動時間は、午前、午後それぞれ2時間〜3時間程度です。季節や作業内容によって変わります。
- 3. 日程については、当ウェブサイトをご覧ください。メンバーの方には原則メールでお知らせいたします。
◎ 畑の場所について
- 1. 現在使用中の畑は、檜原村北秋川沿いの小沢地区の2カ所 および藤倉地区1カ所です。
- 2. アクセス=都心方面から来る方は、武蔵五日市駅より西東京バス(藤倉行き)をご利用いただきます。小沢までのバス乗車時間は、約35分、藤倉は50分です。本数が少ないので、ご利用の際は事前に時間をお調べください。
◎ 参加について
- 1. 当NPOに入会お願いいたします。(正会員=会費6000円 サポーター会員=会費3000円)
- 2. ボランティア保険に入っていない方は加入(300円)をお願いいたします。
- 3. プロジェクトメンバーの方には、作業時間に応じてポイントが受け取れるカード(ポテト通帳)を差し上げます。ポイントは、収穫物の購入などに使用出来ます。
- 4. 農作業日の食事はメンバー有志が作ります。お弁当持参をお願いすることもあります。
- -> メンバー以外の畑仕事への参加について
- 1. 継続的に畑作業に参加出来ない方は、ゲストとしてご参加ください。
- (参加費500円)
- 2. 見学や繁忙期の作業応援などは参加費はありません。
- 3. グループや団体などの農業体験受け入れもしております。 詳細はご相談ください。
◎ こんな方を募集しています。(下記のどれかでもOK)
- 体力のある方にもない方にも出来る作業があります。年齢や性別は問いません。
- 1. 檜原村の畑で農業をやってみたい方
- 2. 里山保全、斜面畑再生に関心を持ち、ボランティアとして関わって行きたい方。
- 3. 継続的に参加出来る方。(なるべく月一回以上)
- 4. プロジェクトのメンバーとして、活動を一緒に作りあげていきたい方。
- 5. 週末を、檜原村で過ごす二拠点生活に関心のある方
- 体力のある方にもない方にも出来る作業があります。年齢や性別は問いません。
◎ このプロジェクトが生まれるまでの沿革
- 1. 2002年〜4年に渋谷区教育委員会主催の里山ボランティア入門という青年向けの講座が檜原村小沢地区の渋谷区檜原自然の家(旧北檜原小学校)において実施されました。当時の参加者やスタッフが中心になり、自主活動としての週末農業活動を始めました。
- 2. 以後約15年、「ひのはら里山ファーム」という名前で、小麦、大豆、ジャガイモなどの栽培を続けてきました。周囲に畑作をする人が減り、空いた畑を借りる事で耕地も少しずつ広くなってきました。
- 3. 2017年2月、藤倉地区で交流活動をしていた「風・みどり・水・新宿ネット」とともにNPO法人さとやま学校・東京をスタートさせました。より公益的な畑活動をめざし、「斜面畑再生プロジェクト」を立ち上げました。
◎ 檜原村における畑仕事について
楽しいことばかりではないけれど、だからこそ、収穫した時の喜びが大きいです!
- 《良いこと》
- 1. 斜面で水はけがよく昼夜の寒暖差が大きいことなどから、おいしい作物が収穫出来ます、
- 2. 自然がとても豊かな場所にあるので、森林浴が同時に出来ます。
- 3.都会生活で疲れた人は癒されます。
- 4. 畑仕事は身体運動なので、健康増進効果抜群です。心身パワーアップ出来ます。
- 《大変だとおもわれること》
- 1. 天候や作物の生育のペースに合わせて活動します。自然は人間の都合に合わせてくれないので、よく予定が狂います。
- 2. 春〜夏の雑草は本当に凄いです。一日ずっと草取りだけのような日もあります。
- 3. どんなに一生懸命世話をしてもかならずしも収穫できるとは限りません。 鳥獣害、病害虫、強風、日照り、長雨などによって、せっかくの苦労が台無しになることもあります
参加ご希望の方は、以下までメール又はお電話でご連絡ください。詳細の日程等をご連絡します。
- お問い合わせ・申し込み
- 特定非営利活動法人さとやま学校・東京
- 斜面畑再生プロジェクト
- 担当 川上
- e-mail info@satoyama-gakkou.org
- Tel 090-2644-1996